日本史「悪役」たちの言い分 : 視点を変えればワルも善玉
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日本史「悪役」たちの言い分 : 視点を変えればワルも善玉
(PHP文庫, [か-23-6])
PHP研究所, 2003.12
- Other Title
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日本史悪役たちの言い分 : 視点を変えればワルも善玉
言い分の日本史
- Title Transcription
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ニホンシ アクヤクタチ ノ イイブン : シテン オ カエレバ ワル モ ゼンダマ
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Note
「言い分の日本史」(東京書籍2000年刊)の改題
シリーズの巻数表記はカバーによる
Description and Table of Contents
Description
安政の大獄を断行した“冷酷な大老”井伊直弼、本能寺の変で信長を討った“逆臣”明智光秀…。日本史において“悪役”とされる者たちはワルの部分がことさら強調されて伝えられている。本書は歴史的事実をふまえ、日本史における悪役たちの心中に秘められた“言い分”を代弁したユニークな歴史読み物。権力者によってつくられる史実や通説に、逆の視点から一石を投じる。『言い分の日本史』を改題。
Table of Contents
- 1 古代〜中世(古代史における最大のワル 蘇我入鹿—「大化改新」で非業の死をとげた超エリート;女帝をたらしこんで帝位をねらった生臭坊主 弓削道鏡—幻の“仏教王国”を夢みた高僧の挫折;子を捨てて権力をえらんだ非情の尼将軍 北条政子—“情”より“理”で鎌倉幕府をまもる;傲慢不遜な好色の権化 高師直—足利尊氏をささえんとして汚名を着た忠臣;わが子かわいさで「応仁の乱」を起こした愚母 日野富子—時代のさきを読んで蓄財に励んだ女傑)
- 2 戦国(美濃一国を奪い盗った元油売り 斎藤道三—古き秩序を打ち壊すことこそわが“正義”;他人のやらぬ悪業を三つもなした奸物 松永久秀—一流の風流人として戦乱の世を生きぬく;「本能寺の変」で主君・信長を討った逆臣 明智光秀—謀反の理由はおのが身をまもらんがため;「関ヶ原合戦」で寝がえった“日本一の裏切り者” 小早川秀秋—戦に裏切りはつきものである;豊臣家を滅亡へみちびいた強情女 淀殿)
- 3 近世(幕府転覆をはかったクーデター首謀者 由比正雪—黒幕におどらされた窮乏浪人たちの“星”;「忠臣蔵」で赤穂義士に討ちとられた憎きかたき 吉良上野介—松の廊下の刃傷沙汰はイジメによるものにあらず;悪名高き賄賂の宰相 田沼意次—財政刷新で“憎まれ役”を買ってでる;傍若無人とそしられた新選組の厄介者 芹沢鴨—勤王佐幕の波に翻弄されたお人好しの熱血漢;「安政の大獄」を断行した冷酷な大老 井伊直弼—われ日本開国の“人柱”)に立たん
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