日本史「補佐役」たちの言い分 : ナンバー2こそ本当の主役
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日本史「補佐役」たちの言い分 : ナンバー2こそ本当の主役
(PHP文庫, [か-23-8])
PHP研究所, 2006.4
- タイトル別名
-
日本史補佐役たちの言い分 : ナンバー2こそ本当の主役
- タイトル読み
-
ニホンシ ホサヤクタチ ノ イイブン : ナンバー2 コソ ホントウ ノ シュヤク
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注記
シリーズの巻数表記はカバーによる
内容説明・目次
内容説明
日本史を概観すると、補佐役・参謀・女房役と呼ばれ、主君や上司を陰ながら支えて歴史に名を残した人物たちがいる。ナンバー2に身を置きながら時代を動かした彼らこそ、じつは本当の意味での主役ではないか?聖徳太子・藤原鎌足から柳生宗矩・土方歳三まで、多くを語らず黒子に徹した史上の15人を取り上げて、通説の表面からは見えにくい彼らのホンネをあぶり出す好著。
目次
- 1 古代〜中世(日の本の基礎を築いた偉大なる摂政 聖徳太子—何よりも他人との「和」を尊んだ皇子;「大化の改新」を補佐した忠義者の廷臣 藤原鎌足—藤原氏の繁栄をもたらした希代の“名演出家”;木曾義仲を愛し、扶けた美貌の女武者 巴御前—乱世の“語り部”として死者たちを浄土へとみちびく;頼朝に手をさしのべて鎌倉幕府を興した名うての策略家 北条時政—すべては武家社会と日本の安泰を願ってのもの;千早城を死守して後醍醐帝を助けた忠臣中の忠臣 楠木正成—理想の政治をめざしながら、夢破れた一代の“反逆児”)
- 2 戦国(秀吉もおそれた智恵と謀略の雄 黒田官兵衛—感化力で人を動かした乱世の“大器”;夫・秀吉に天下を取らせた、しっかり者の賢夫人 北政所(おね)—つねに冷静さを失わぬ“補佐役の補佐役”;「三成に過ぎたるもの」といわれた戦国一の智将 島左近—それもこれも主君の純な心に惚れこんだがため;秀吉、家康さえも一目おいた戦国きっての名宰相 直江兼続—上杉景勝を“太陽”として大輪の花をひらく;律儀一途に徳川家と家康につくした謀臣 本多正信—主君の心を読み、そえにかなった行動をとる)
- 3 近世〜近代(徳川三代の剣術師範にして兵法指南役 柳生宗矩—“脱戦国”の世直しを先導した変革のリーダー;ご存じ「ここにおわす」は天下の副将軍 水戸光圀—未曾有の大巻『大日本史』を編纂した“超人的な精神”;将軍につぐ立場で時代を仕切った幕政の牽引役 保科正之—大君の儀、一心大切に忠勤を存すべし;“鬼”とよばれて恐れられた新選組の副長 土方歳三—近藤勇になりかわり、あえて“汚れ役”を買って出る;幕府の政事総裁職・松平春嶽の参謀格 横井小楠—“時代の名補佐役”とよぶにふさわしい頭脳の持ち主)
「BOOKデータベース」 より