刑法39条はもういらない

書誌事項

刑法39条はもういらない

佐藤直樹著

青弓社, 2006.6

タイトル読み

ケイホウ 39ジョウ ワ モウ イラナイ

大学図書館所蔵 件 / 106

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

「精神障害者」の犯罪責任を免除する刑法39条。その起源を刑法史にさぐり、「理性的な人間像」と対立する「非—人間としての精神障害者」という論点を浮き彫りにする。精神鑑定が情状酌量の手段でしかない現状もふまえ、責任能力を認めないのは「精神障害者」を「人間」と見なしていないと鋭く批判し、刑法39条の廃止を主張する。

目次

  • 第1章 日本の責任能力制度—「生物学的」方法と「心理学的」方法
  • 第2章 狂人は自分の病気によってすでに十分罰せられている—近代以前の責任能力
  • 第3章 「自由意思‐理性的人間像」の成立—重商主義の時代の責任能力
  • 第4章 鈍化する「自由意思‐理性的人間像」—自由主義の時代の責任能力
  • 第5章 「あいだ」としての精神病—「生物学的」方法批判
  • 第6章 フィクションとしての「他行為可能性」—「心理学的」方法批判
  • 第7章 日本の責任能力をめぐる判例—「了解可能性」という方法
  • 第8章 「あいだ」と「ゆるし」の責任能力論—刑法三九条廃止のあとにくるもの

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA77404356
  • ISBN
    • 4787232584
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    254p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ