ハリー・ポッターの呪い : 児童文学を襲うグローバリズムの脅威
著者
書誌事項
ハリー・ポッターの呪い : 児童文学を襲うグローバリズムの脅威
鹿砦社, 2006.6
- タイトル別名
-
The irresistible rise of Harry Potter : kid-literature in a globalised world
- タイトル読み
-
ハリー ポッター ノ ノロイ : ジドウ ブンガク オ オソウ グローバリズム ノ キョウイ
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内容説明・目次
内容説明
読書をめぐる環境ががらりと変わり、困り果てていた出版業界。そんな時に『ハリー・ポッター』が登場し、思いがけない大成功。業界は“ハリー・ポッターの魔法”をお呪(まじな)いのように唱えて商売繁盛の願掛けをしている始末だが、“ハリー・ポッター旋風”は、本の書き方・作り方・売り方・読み方のすべてに、後戻りのきかない変質をもたらす“劇薬”でもある。幸福をもたらす呪いだと思っていたら大間違い。出版と読書の世界に、ひそやかな呪いがかけられてしまった…というわけ。ハリポタ商法をめぐる“のろい”と“まじない”の両方を、じっくり見極めたのが本書なのです。
目次
- 第1章 イングランドの真ん中に一人の少年がおりまして
- 第2章 ハリー・ポッターと歴史の捏造
- 第3章 ハリー・ポッターとお先真っ暗の神殿
- 第4章 ハリー・ポッターと文化のトンボ返り
- 第5章 ハリー・ポッターと時代遅れの“読み手”
- 第6章 ハリー・ポッターと新しい消費者
- 第7章 男の子は生き残ったけど神様は死にました
- 第8章 ハリー・ポッターと魔法使いの血筋
- 第9章 ハリー・ポッターとイギリス“売り込み文句”の貼り直し
「BOOKデータベース」 より