書誌事項

日本の歴史を作った森

立松和平著

(ちくまプリマー新書, 041)

筑摩書房, 2006.8

タイトル読み

ニホン ノ レキシ オ ツクッタ モリ

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注記

参考文献: p143

内容説明・目次

内容説明

法隆寺や伊勢神宮などの日本の木造文化は、豊かな森に支えられてきた。木曽ヒノキが辿った歴史を振り返りながら、三百年後の森を守ることの意味を問いかける。

目次

  • 森の国—日本文化の根本は木造
  • 法隆寺が危ない—大修理に備えるヒノキの材がない?
  • 裏木曽古事の森—苗を植え、未来に命吹き込む
  • 木曽五木—盗伐すれば容赦なく処刑
  • 木曽ヒノキ備林—立ち入り禁止から国民の森に
  • 合体木の歴史—母と子の魂宿るように
  • 出の小路の大ヒノキ—斧を入れると神の祟り
  • 探し出された二代目—木全体に漂う気品
  • 天然更新の条件—大量伐採で明るい森に
  • 家康の眼力—建設の時代を担うのは木材
  • 江戸の建設事情—日本史上になかった大開発
  • 請負制の材木市場—資金力ある豪商が支配
  • 尾張藩の山守屋敷—ヒノキ保護のトリデ
  • 残された山守文書—三万点の克明な記録
  • 幕吏 川路聖謨—ヒノキ提供に反発の尾張藩へ
  • 江戸城西の丸焼失—急がれた再建用材確保
  • 聖謨の見分—山が荒れ、少なかった良材
  • 尾張藩の財政危機—割当金以上にヒノキ材代納
  • 明治へ—版籍奉還ですべて官林に
  • 木材輸送の専門家たち—危険ともなう熟練作業
  • 一日千乗の筏流し—木曽川の冬の風物詩
  • 木曽材の隆盛—変遷する木材輸送
  • 御嶽山信仰—覚明が大衆に拓いた道
  • 御嶽山登頂記—急勾配が続く修行道場
  • 伊勢神宮の式年遷宮—木曽谷に集中する用材確保

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA77857736
  • ISBN
    • 4480687424
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    143p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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