ベストセラー世界の文学・20世紀 : あらすじとエッセイで味わう

書誌事項

ベストセラー世界の文学・20世紀 : あらすじとエッセイで味わう

芳川泰久編

早美出版社, 2006.4

  • 1

タイトル読み

ベストセラー セカイ ノ ブンガク 20セイキ : アラスジ ト エッセイ デ アジワウ

注記

執筆: 芳川泰久, 荻野哲矢, 中野茂

内容説明・目次

内容説明

レストランのテーブルクロスに描かれて誕生した「星の王子さま」。旅の途中、エンジンが故障で動けなくなった船のなかで生まれたメグレ警部。たった100部の初版からベストセラーになった『ベニスに死す』…ベストセラーはどのように生まれるのか。

目次

  • モーリス・ルブラン『怪盗紳士リュパン』(一九〇七)—リュパンはフランス版シャーロック・ホームズとして生まれた
  • トーマス・マン『ヴェニスに死す』(一九一二)—初版はたった百部のベストセラー
  • アラン=フルニエ『グラン・モーヌ』(一九一三)—フランス青春小説のベスト1
  • マルセル・プルースト『失われた時を求めて』(一九一三‐一九二七)—草稿ノートは七五冊、推敲は三五回
  • アンドレ・ジッド『田園交響楽』(一九一九)—ローマ法王庁に禁書にされ、なおかつラテン語にまで訳された小説
  • アガサ・クリスティ『スタイルズ荘の怪事件』(一九二〇)—世界中で二〇億冊売った作家
  • イーディス・ウォートン『エイジ・オブ・イノセンス』(一九二〇)—一八七〇年代ニューヨークを懐かしく描く
  • ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』(一九二二)—一九二二年二月二日 縁起をかついで出版日を決めたジョイス
  • シンクレア・ルイス『バビット』(一九二二)—アメリカン・ミドルクラスの典型的な人物
  • イタロ・ズヴェーヴォ『ゼーノの苦悶』(一九二三)—イタリア語圏のコスモポリタン小説〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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