情と理 : カミソリ後藤田回顧録
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書誌事項
情と理 : カミソリ後藤田回顧録
(講談社+α文庫)
講談社, 2006.6
- 上
- 下
- タイトル別名
-
情と理 : 後藤田正晴回顧録
- タイトル読み
-
ジョウ ト リ : カ ミソ リ ゴトウダ カイコ ロク
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注記
1998年刊に一部加筆・修正を加えたもの
監修: 御厨貴
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784062810289
内容説明
中曽根内閣の官房長官で辣腕を振るい、歴代の政権にも隠然たる影響力を持った男・後藤田正晴—混乱する政局を舌鋒鋭く斬り、“カミソリ”の異名を取った彼の直言は、各界から幅広い支持を得てきた。そんな著者が自らの波瀾の人生を振り返った、貴重な戦後政官界の秘史が本書である。上巻は、軍隊時代から内務省、警視庁などを経て、警察庁長官、田中角栄内閣の官房副長官を歴任し、田中派議員として台頭するまでを収録している。
目次
- 第1章 人間の運勢を実感させられた軍隊時代—内務省入省、徴兵、そして敗戦
- 第2章 人心の荒廃に日本の将来を悲観—内務省に復帰、警視庁へ
- 第3章 警察の組織・人事の刷新に全力を注ぐ—内務省解体、そして警察予備隊創設
- 第4章 いつ革命が起きても不思議ではなかった—血のメーデー、機動隊創設
- 第5章 政治家の力と官僚の力—自治庁、自治省の時代
- 第6章 警察人事はいかにして機能してきたか—警察庁へ戻る
- 第7章 事件多発に最高責任者の孤独を—警察庁次長、そして長官
- 第8章 田中内閣の政治指導の様式に明と暗—内閣官房副長官時代
- 第9章 人間がまるで変わった二回の選挙—参院選、衆院選、ロッキード事件
- 第10章 最大派閥・田中派内での仕事—新人議員として
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784062810296
内容説明
中曽根内閣の官房長官で辣腕を振るい、歴代の政権にも隠然たる影響力を持った男・後藤田正晴—混乱する政局を舌鋒鋭く斬り、“カミソリ”の異名を取った彼の直言は、各界から幅広い支持を得てきた。そんな著者が自らの波瀾の人生を振り返った、貴重な戦後政官界の秘史が本書である。下巻は、田中派支配、中曽根内閣官房長官時代の秘話、田中派分裂、リクルート事件、連立政権誕生などを収録している。
目次
- 政治家の運勢は一瞬の判断が将来に影響する—第二次大平内閣で自治大臣に
- 激しい党内抗争が教訓で「和の政治」を目指す—行財政改革が課題だった鈴木内閣
- 内閣発足当日まで応諾しなかった官房長官就任—中曽根内閣の大番頭を務める
- 省庁統合の難しさを痛感する—行管庁長官、総務庁長官の役割
- 選挙制度と税制の改革に悪戦苦闘—再び内閣官房長官として
- 緊急事態に縦割り行政の弊害—内閣機能強化と危機管理
- 田中派の分裂から後継総裁指名までの真実—竹下内閣誕生す
- 政治改革のうねりと世代交代の波—道半ばの政治システム再編成
- 自衛隊派遣、死刑制度、検察人事に物申す—法務大臣、副総理の仕事
- 自民党政権の崩壊から連立政権への道程—緊張した政治運営こそあるべき姿
「BOOKデータベース」 より