奇襲はなぜ成功するのか : 身に迫る“不意打ち"への対処を考える
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奇襲はなぜ成功するのか : 身に迫る“不意打ち"への対処を考える
(PHP文庫)
PHP研究所, 2003.2
- タイトル読み
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キシュウ ワ ナゼ セイコウ スル ノカ : ミ ニ セマル フイウチ エノ タイショ オ カンガエル
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注記
「奇襲の研究」(1984年刊)の改題
内容説明・目次
内容説明
2001年9月11日、アメリカ経済の象徴ともいうべき貿易センタービルが脆くも崩壊した映像はまだ記憶に新しい。アメリカといわず全世界に奇襲の恐ろしさを再認識させる事件だった。著者は言う、奇襲は必ず成功し、すべての戦争は奇襲から始まると。本書は、真珠湾攻撃など、過去における奇襲の事例を通し、そのカラクリと予測不能の危機への対処を考察するものである。
目次
- 日本軍パールハーバー攻撃(一九四一年十二月八日)—人間の本質が奇襲を招く
- ソ連軍満州侵入(一九四五年八月九日)—法的義務は無視・逆用される
- ドイツ軍仏マジノ線突破フォール・ゲルブ作戦(一九四〇年五月十日)—考えられないことが行なわれる
- ドイツ軍対ソ侵攻バルバロッサ作戦(一九四一年六月二十二日)—自らの錯覚・幻想に騙される
- 連合軍ノルマンディー上陸オーバーロード作戦(一九四四年六月六日)—戦略的・戦術的に情報は操作される
- 六日戦争におけるイスラエル軍(一九六七年六月五日)—あらゆるレベルで撹乱される
- ヨムキプル戦争におけるアラブ軍(一九七三年十月六日)—不可能事が可能とされる
- ソ連軍チェコスロバキア侵攻(一九六八年八月二十日)—敵も味方も欺瞞される
- ニクソンの対中ショック外交(一九七一年七月十五日)—平時でも奇襲はある
- 米中枢同時テロ(二〇〇一年九月十一日)—力信奉の油断が真実を曲げる
- 北朝鮮軍38度線越え南進開始(一九五〇年六月二十五日)—シグナルの出し違いが相手を誘う
- イラク軍クウェート軍事侵攻(一九九〇年八月二日)—不用意な発言が引金を引く
- 情報と戦略の読み方—なぜ奇襲は避けられないのか
「BOOKデータベース」 より