恋愛の誕生 : 12世紀フランス文学散歩
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恋愛の誕生 : 12世紀フランス文学散歩
(学術選書, 015)
京都大学学術出版会, 2006.9
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恋愛の誕生 : 12世紀フランス文学散歩
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レンアイ ノ タンジョウ : 12セイキ フランス ブンガク サンポ
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さらによく知るための読書案内: p249-257
Description and Table of Contents
Description
恋をすると胸がドキドキしたり、眠れなくなったりします。我を忘れて傷つくこともあれば、相手にふさわしく自分を高めて綺麗になることも。—でもこれは、誰しもがいだく自然な感情ではないのです。そんな素敵な「恋愛」が生まれたのは、実は12世紀のフランスでした。当時の文学作品に描き出された恋人たちの姿を通して、現代日本の私たちまでつながる恋愛観をさぐり、華やかに咲き誇る文学の花園の散歩道へご案内します。
Table of Contents
- 第1部 新しい「恋愛」の開花(精神的恋愛は突然に—トゥルバドゥールの恋愛詩;恋愛の規則書—司祭アンドレの『宮廷風恋愛術』)
- 第2部 「恋愛」のつぼみ(恋愛誕生以前—『聖アレクシス伝』と『ロランの歌』;尊敬と恋愛—アベラールとエロイーズの「恋愛書簡」)
- 第3部 さまざまな「恋愛」の花(北フランスの宮廷文化の開花;結婚恋愛の成立に向けて—マリー・ド・フランスのレー(短詩);情熱恋愛と理性的恋愛—二つのトリスタン物語;完全なる恋愛—クレチアン・ド・トロワ『ランスロあるいは荷車の騎士』)
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