書誌事項

イギリス的人生

小野寺健著

(ちくま文庫, [お-50-1])

筑摩書房, 2006.9

タイトル読み

イギリステキ ジンセイ

大学図書館所蔵 件 / 28

この図書・雑誌をさがす

注記

「イギリス的人生」(1983年5月晶文社刊)に「私の好きなイギリス小説」「弱者の成熟」を増補したもの

初出一覧: p446-447

内容説明・目次

内容説明

反応は遅いが落ち着いていて、息がながく、飽きることが無い—これがイギリス人といえる。文学作品にも良く現れている。夏目漱石がいち早く注目したオースティンの小説は、何事も起こらない、何ページ読んでも、書かれるのは日常生活のことばかり、だが、人生の本質を見事に描く。理解しづらいイギリス、この国の小説を読み続けてきた著者が国民性の側面からロレンス、オーウェル、フォースター、ドラブルをはじめ、20世紀イギリス小説の世界を案内する。鋭い視点に貫かれた随筆集。

目次

  • シェイクスピアの国
  • 私の好きなイギリス小説
  • 着古した上衣
  • セント・アイヴズの光と風
  • 文壇への道
  • 倦怠の果実—マーガレット・ドラブルI
  • 自意識の部屋—マーガレット・ドラブルII
  • 忍冬のにおう午後—マーガレット・ドラブルIII
  • はなやかな観念—アイリス・マードック
  • 噴水と青銅のランプ—イーヴリン・ウォー〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ