書誌事項

アラビアの夜の種族

古川日出男 [著]

(角川文庫, 14321-14323)

角川書店, 2006.7

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  • 2
  • 3

タイトル別名

The Arabian nightbreeds

タイトル読み

アラビア ノ ヨル ノ シュゾク

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注記

「The Arabian nightbreeds」の英訳を底本にして、日本語化したもの

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784043636037

内容説明

聖遷暦1213年。偽りの平穏に満ちたエジプト。迫り来るナポレオン艦隊、侵掠の凶兆に、迎え撃つ支配階級奴隷アイユーブの秘策はただひとつ、極上の献上品。それは読む者を破滅に導き、歴史を覆す書物、『災厄の書』—。アイユーブの術計は周到に準備される。権力者を眩惑し滅ぼす奔放な空想。物語は夜、密かにカイロの片隅で譚り書き綴られる。「妖術師アーダムはほんとうに醜い男でございました…」。驚異の物語、第一部。
巻冊次

2 ISBN 9784043636044

内容説明

侵掠したフランス軍壊滅の奇策、「読む者を狂気へ導く玄妙驚異の書物」は今まさにカイロの片隅で、作られんとしている。三夜をかけて譚られた「ゾハルの地下宮殿の物語」が幕を閉じ、二人めの主人公がようよう登場する頃、ナポレオンは既にナイルを遡上し始めていた。一刻も早く『災厄の書』を完成させ、敵将に献上せねばならない。一夜、また一夜と、年代記が譚られる。「ひとりの少年が森を去る—」。圧巻の物語、第二部。
巻冊次

3 ISBN 9784043636051

内容説明

栄光の都に迫る敵軍に、エジプト部隊は恐慌を来し遁走した。『災厄の書』の譚りおろしはまにあうのか。奴隷アイユーブは毎夜、語り部の許に通い続ける。記憶と異界を交差しながら譚りつむがれる年代記。「暴虐の魔王が征伐される。だが地下阿房宮の夢はとどまらない—」。闇から生まれた物語は呪詛を胎み、術計は独走し、尋常ならざる事態が出来する!書物はナポレオンの野望を打ち砕くのか??怒涛の物語、第三部完結篇。

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA7829669X
  • ISBN
    • 4043636032
    • 4043636040
    • 4043636059
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    3冊
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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