書誌事項

風が見ていた

岸惠子著

(新潮文庫, き-6-3, き-6-4)

新潮社, 2006.9

タイトル別名

Le vent regardait

タイトル読み

カゼ ガ ミテ イタ

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注記

その他のタイトルはカバーによる

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784101339030

内容説明

「あたし、怖いことが好きですわ」。そう微笑んで衣子はパリに旅立った。『美女と野獣』のラストシーンを瞼の裏に。機上から見る空のバラ色こそが明日の色だ、と信じるほどに無邪気なまま—。文明開化の頃、横浜から単身渡仏した祖父・辰吉。家族の沸き立つ血脈が、彼女を人生の輪舞に駆り立てる。やがて訪れる激しい恋と、自らを翻弄する宿命の存在を、19歳の衣子はまだ知らない。
巻冊次

下 ISBN 9784101339047

内容説明

「Quelle beaut´e(何たる美だ)」。ロイックは妻の神秘と官能について思う。衣子は、夫の人生に影を落とす民族の歴史を知りたいと思う。差別や戦争の不条理を描こうと、彼女はドキュメンタリー映画の制作の道を選ぶ。パリ五月革命、プラハの春—市民と国家体制が火花を散らす1968年の暮、衣子を待っていたのは生涯癒されない喪失だった。そして、15年が過ぎ…。著者渾身の自伝的小説。

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA78303682
  • ISBN
    • 4101339031
    • 410133904X
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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