坂口安吾と中上健次
著者
書誌事項
坂口安吾と中上健次
(講談社文芸文庫, [かB7])
講談社, 2006.9
- タイトル読み
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サカグチ アンゴ ト ナカガミ ケンジ
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注記
年譜: p383-406
著書目録: p407-412
『坂口安吾と中上健次』 (太田出版1996年刊) を底本とし、訂正したもの
内容説明・目次
内容説明
日本の怠惰な知性の伝統の中で、「事件」として登場した坂口安吾と中上健次。二人は近代文学の根源へ遡行しつつ、「自然主義」と「物語」の止揚を目指す。安吾は、自らを突き放すような他者性に文学の「ふるさと」を見出し、中上は、構造に還元することなく、歴史の現在性としての「路地」と格闘する。闘う知性としての安吾と中上を論じた74年から95年までの批評を集成した、伊藤整文学賞受賞作。
目次
- 1 坂口安吾をめぐって(『日本文化私観』論;安吾、理性の狂気;安吾はわれわれの「ふるさと」である ほか)
- 2 中上健次をめぐって(「十九歳の地図」書評;中上健次論抄;中上健次への手紙 ほか)
- 3 安吾と中上をめぐって—関井光男との対話(安吾の可能性;闘争する知性と文学)
「BOOKデータベース」 より