藤原定家の熊野御幸
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藤原定家の熊野御幸
(角川文庫, 14363)
角川学芸出版, 2006.8
- タイトル読み
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フジワラ テイカ ノ クマノ ゴコウ
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注記
発売:角川書店
「熊野御幸」(新潮社 平成4年刊)の改題
内容説明・目次
内容説明
中世の人々の信仰を集めた熊野詣は、苦しい道を辿れば辿るほど来世の利益が約束されるという困難な旅であった。建仁元年、後鳥羽院に同行を命じられた藤原定家は、先駆けとしてゆく先先の儀式や食事、宿舎の世話をする役目だった。のんびり歌を作る暇もない中で、時には寝過ごして慌てることもあったが任務をまっとうした。不平不満を漏らす同行記録からは定家の人間的側面がよく見える。熊野を熟知した著者ならではの定家考。
目次
- 第1章 聖地・熊野三山
- 第2章 熊野三千六百峰への道
- 第3章 南無 日本第一霊験熊野大権現
- 第4章 花山院の熊野行
- 第5章 補陀洛渡海
- 第6章 那智妙法山阿弥陀寺
- 第7章 大雲取越え
- 第8章 天竺 摩竭陀国
- 現世極楽の一冊(木村尚三郎)
- 上田正昭が読む『熊野御幸』(上田正昭)
- 司馬さんと熊野(神坂次郎)
「BOOKデータベース」 より