書誌事項

イタリア・ルネサンスの哲学者

P.O.クリステラー [著] ; 根占献一, 伊藤博明, 伊藤和行共訳

みすず書房, 2006.9

  • : 新装版

タイトル別名

Eight philosophers of the Italian Renaissance

イタリアルネサンスの哲学者

タイトル読み

イタリア ルネサンス ノ テツガクシャ

注記

監訳: 佐藤三夫

内容説明・目次

内容説明

ペトラルカ、ヴァッラ、フィチーノ、ピーコ、ポンポナッツィ、テレジオ、パトリーツィ、ブルーノ。この偉大な8人の思想家は、14‐16世紀にわたるルネサンスの4つの時期と学派を代表していた。ヒューマニズム、プラトン主義、アリストテレス主義、それに新しい自然哲学である。ガレンと並んで今日のルネサンス研究の第一人者である著者は、この8人の生涯と思想を簡潔かつ平易な文章で、しかも細大漏らさず描き上げる。文法、修辞学、詩、歴史、道徳哲学をあつかう人文学(フマニタティス)の教師として、ヒューマニストの貢献はいかなるものであったか。フィチーノによるプラトンの翻訳は、思想史上どれほどの影響をあたえたのか。中世哲学の堅固な体系を解体し、新たな体系の時代、デカルトやガリレオの時代へと架橋したルネサンスの思想家の柔軟な思考は、本書によってはじめて明らかになる。美術史中心のルネサンス研究の欠落を埋めた本書は、思想史や科学史研究にも欠かすことのできない一冊となろう。

目次

  • 1 ペトラルカ
  • 2 ヴァッラ
  • 3 フィチーノ
  • 4 ピーコ
  • 5 ポンポナッツィ
  • 6 テレジオ
  • 7 パトリーツィ
  • 8 ブルーノ
  • 付録 ルネサンス・ヒューマニズムの中世的先例

「BOOKデータベース」 より

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