鉄路の美学 : 名作が描く鉄道のある風景

書誌事項

鉄路の美学 : 名作が描く鉄道のある風景

原口隆行著

国書刊行会, 2006.9

タイトル読み

テツロ ノ ビガク : メイサク ガ エガク テツドウ ノ アル フウケイ

内容説明・目次

内容説明

鉄道は文学の中でこんな風に登場した。井伏鱒二、林芙美子、島崎藤村、若山牧水らがその作品で描いた、日本各地の駅を訪れて綴った、文学と鉄道をめぐる、紀行×エッセー×評論集第2弾。

目次

  • 井伏鱒二の『集金旅行』—ユーモアと人間の真実のなかに
  • 放浪の女流作家 林芙美子—風琴と魚の町・尾道はいま
  • 島崎藤村の『山陰土産』—山陰行に汽車旅の原点を見た
  • 山口誓子の『踏切』—度しがたい汽車マニヤのうた
  • 中野重治の『汽車の罐焚き』—北陸の空に白煙をあげて
  • 都会のはざまの農村での苦脳—佐藤春夫『田園の憂鬱』の今昔
  • 若山牧水の『旅とふるさと』—人生に旅の本質を求めて
  • 伊藤左千夫が描いた房総の風土—九十九里の潮鳴りが聞こえる珠玉の小説群
  • 萩原朔太郎の『愛憐詩篇』ほか—時うつりゆく前橋に思いをはせて
  • 徳冨廬花の北辺めぐり—鉄道でたどった『熊の足跡』
  • 国木田独歩の『空知川の岸辺』—山林に自由存して いまもなお
  • 開明期のリーダー 福沢諭吉—明治の巨星は「汽車」の名づけ親だった
  • 明治開化期鉄道事情—鉄道の登場は“旅”を変えた

「BOOKデータベース」 より

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