深層水「湧昇 (ゆうしょう)」、海を耕す!
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書誌事項
深層水「湧昇 (ゆうしょう)」、海を耕す!
(集英社新書, 0363G)
集英社, 2006.10
- タイトル別名
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深層水湧昇海を耕す
深層水「湧昇」、海を耕す!
- タイトル読み
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シンソウスイ ユウショウ ウミ オ タガヤス
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注記
参考文献: p186-188
内容説明・目次
内容説明
海面に広がる植物プランクトンという牧草を動物プランクトンが食べ、それを小魚が餌とし、さらに小魚を大きな魚類が食べ…と食物連鎖を通してマグロが育つ。植物プランクトンが繁殖して豊かな「海の牧草地」をつくるためには、光とミネラルが必要である。深層水が表層まで上がる海洋現象「湧昇」は、表層の光とミネラルたっぷりの深層水が出会うところであり、まさに海洋生物生産の鍵である。本書では、海のメカニズムについてわかりやすく分析・解説し、海洋の持続可能な食糧生産を提言・検討する。「湧昇」を有効利用できるならば、100億人が贅沢なマグロをお腹いっぱい食べることも夢ではない。
目次
- 第1章 海—マグロの生活圏の生産力(人口・食糧・環境をめぐるエコとエゴ;陸の農業生産と海の漁業生産 ほか)
- 第2章 マグロを支える食物連鎖の役者たち(植物プランクトン;セルロース、食えれば人類皆ハッピー ほか)
- 第3章 マグロの生産を支える湧昇流(海の中のかくれんぼ—海中光環境;青背魚の逆陰影作戦、エビの赤色化作戦 ほか)
- 第4章 一〇〇億人のマグロ生産を目指して(生態学のモッタイナイ—循環と再生;光とミネラル—出会いとすれ違い ほか)
「BOOKデータベース」 より