洪思翊中将の処刑
著者
書誌事項
洪思翊中将の処刑
(ちくま文庫, [や-30-1]-[や-30-2])
筑摩書房, 2006.10
- 上
- 下
- タイトル読み
-
コウ シヨク チュウジョウ ノ ショケイ
大学図書館所蔵 全21件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784480422699
内容説明
明治42年、大韓帝国最後の皇帝純宗は自国民の中から36名を選抜し、日本の陸軍中央幼年学校に入学させた。その中の一人が、本書の主人公・洪思翊中将である。彼は陸軍士官学校、陸軍大学に進み、終戦時は比島派遣第14方面軍兵站監を務めていた。民族差別にもかかわらず「帝国陸軍中将」となり、敗色の濃いフィリピンで捕虜の管理・監督にあたり、それによって戦犯として告発されるまでを描く。
目次
- 南方赴任
- 韓国系将校
- 忠誠
- 出生伝説
- 虚構の応酬
- 戦犯法廷
- 複廓陣地
- 敗戦
- 平常心
- 山下裁判の証人
- 捕虜輸送
- 小田島証言(1)
- 小田島証言(2)
- 小田島証言(3)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784480422705
内容説明
補給が途絶えるなかで、自国民だけでなく多数の捕虜を管理するという任務は困難を極めた。癒しがたい悲劇を生んだBC級の戦犯裁判は、どう進められたのだろうか。膨大な裁判史料を読みときながら、“武人の矜持”に支えられた道徳律と、実態には関わりなく厳密な確認と証明を求めるアメリカの“リーガル・マインド”との相克をたどり、“文明の衝突”の犠牲となった洪中将の最期を描く。
目次
- 武藤証言
- ヘイズ日記
- 指揮権
- 木原証言
- 無罪申立
- 論理と論証
- 判決
- 聖書
- 絞首台
「BOOKデータベース」 より