低度情報化社会
著者
書誌事項
低度情報化社会
(Kobunsha paperbacks, 092)
光文社, 2006.10
- タイトル別名
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Ultra low‐level information society
低度情報化社会 : Webは本当に進化しているのか?
- タイトル読み
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テイド ジョウホウカ シャカイ
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内容説明・目次
内容説明
インターネットにはゴミ情報しかないと言われたのは、もはや過去の話だ。現在のネットは、学術機関などのデータベースが充実し、宝の山となっている。しかし、その宝を使える人間はどこにもいない。なぜなら、IT技術の進歩で情報爆発が起きた結果、何が重要で必要な情報なのか、誰も判断できなくなってしまったからだ。個々人は自分の理解できる情報(つまりレベルの低い情報)だけに手を出し、簡単に充足してしまう。ジャンク情報だけでお腹いっぱいだから、もはやレベルの高い情報の存在には気づかない。そしてゴミのような意見をブログで公表し、さらにジャンク情報は増殖していく。ネットはレベルの低い同類同士の交信を加速させ、情報のぬるま湯に浸った低レベル人間を大量に作り出してしまった。つまり、Webは進化どころか、明らかに退化しており、そして社会そのものも劣化させているのである。
目次
- 1 あふれかえるジャンク情報に溺れゆく人々
- 2 mixiと2ちゃんねるが加速させる「エンドレス・コミュニティ」
- 3 踊るホリエモンと踊らされるライブドア
- 4 ケータイという名の支配ツール
- 5 たかがGoogle、あるいはWeb2.0というイカサマ
- 6 「のまネコ」と「暗黒スプー」が溶かし込んだ著作権
- 7 韓国「オーマイニュース」で実現した「低度化先進国」への一番乗り
- 8 「ハイパー高度情報」で、低度情報化社会を突き抜けろ
「BOOKデータベース」 より