クッキ
著者
書誌事項
クッキ
日本放送出版協会, 2006.4
- 上
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- タイトル別名
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菊煕
- タイトル読み
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クッキ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784140054970
内容説明
時は1932年、独立運動に参加する医師のミン・ヨンジェは妻を亡くし、生まれたばかりの娘クッキと全財産を親友のソン・ジュテに預けて、ひとり満州(現在の中国東北部)へ向かう。13年後、いっこうに帰る気配のない父を待ちながら、クッキは勤勉で明るく聡明な少女に育っていた。育ての親ソン・ジュテの娘でわがままなシニョンに振り回されながらも、家業の麺工場を手伝い、勉学にいそしむ毎日だった。やがて、クッキは偶然知り合った菓子職人のテファのもと、持ち前の明るさと忍耐力で菓子作りの才能を開花させていく。しかし、同じ製菓業界に進出したソン・ジュテの思わぬ妨害が…。さらに、クッキのもとに父に関する悲しい知らせがもたらされる。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784140054987
内容説明
クッキの父ヨンジェを師と仰いでいた独立運動の闘士チェ・ミングォンは、新政権の経済担当首席秘書官となっていた。13年探し続けたクッキとついに出会い、父親の非業の死を伝えるミングォン。深い悲しみにくれるクッキだったが、ミングォンの温かな心遣いとふたりの従業員に支えられて、同じ製菓業界に進出した育ての父ソン・ジュテの度重なる妨害工作にも負けず、新商品の開発に奮闘するのだった。卓抜なアイディアで売り上げを伸ばすクッキに焦りを募らせたソン・ジュテは、日本の製菓会社から技術指導者を招くが、その責任者は、何と、かつての日本軍憲兵隊長・中村一郎だった。この男が、ヨンジェの死の秘密を握っていると確信したミングォンは、真相を暴こうと必死の調査を開始する。
「BOOKデータベース」 より