熊を殺すと雨が降る : 失われゆく山の民俗

Bibliographic Information

熊を殺すと雨が降る : 失われゆく山の民俗

遠藤ケイ著

(ちくま文庫, [え-14-1])

筑摩書房, 2006.11

Other Title

山に暮らす

Title Transcription

クマ オ コロス ト アメ ガ フル : ウシナワレユク ヤマ ノ ミンゾク

Available at  / 27 libraries

Note

「山に暮らす」(岩波書店 1992年刊)の改題増補改訂版「熊を殺すと雨が降る」(山と渓谷社 2002年刊)の文庫化

Description and Table of Contents

Description

「熊を殺すと雨が降る」とはマタギに語り継がれる言い伝えである。山の神が聖なる地を熊の血で穢したことを怒り、雨を降らせて山を清くするという意味だ。だがマタギは裏の意味も知っている。熊は雨が降る前に食いだめをするため、この時に撃たれることが多いのだ。けれどもマタギは言い伝えどおりに記憶する。神の祟りを畏れたのだ—。山に暮らした人びとは、生態系の仕組みを科学の目では捉えなかった。そこに人間が自然と折り合いをつけて生きるための知恵を読み解き、暮らしの原点を克明に描いた快著。

Table of Contents

  • 第1章 山の仕事(杣;日傭 ほか)
  • 第2章 山の猟法(熊狩り;猪狩り ほか)
  • 第3章 山の漁法(魚釣り;手掴み漁 ほか)
  • 第4章 山の食事(魚;山獣 ほか)
  • 終章 山の禁忌(口伝)

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

  • NCID
    BA79175668
  • ISBN
    • 4480422889
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    364p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
Page Top