そして殺人者は野に放たれる
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そして殺人者は野に放たれる
(新潮文庫, ひ-23-1)
新潮社, 2006.11
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ソシテ サツジンシャ ワ ノ ニ ハナタレル
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Description and Table of Contents
Description
「心神喪失」の名の下で、あの殺人者が戻ってくる!「テレビがうるさい」と二世帯五人を惨殺した学生や、お受験苦から我が子三人を絞殺した母親が、罪に問われない異常な日本。“人権”を唱えて精神障害者の犯罪報道をタブー視するメディア、その傍らで放置される障害者、そして、空虚な判例を重ねる司法の思考停止に正面から切り込む渾身のリポート。第三回新潮ドキュメント賞受賞作品。
Table of Contents
- 通り魔に子を殺された母の声を
- 覚醒剤使用中の殺人ゆえ刑を減軽す
- 迷走する「責任能力」認定
- 不起訴になった予告殺人
- 精神鑑定は思考停止である
- 二つの騒音殺人、死刑と不起訴の間
- 分裂病と犯罪の不幸な出合い
- 日本に異常な犯罪者はいない?
- 闇に消える暗殺とハイジャック
- 心身耗弱こそ諸悪の根源
- 判決に満悦した通り魔たち
- 刑法四〇条が削除された理由
- 日本は酔っ払い犯罪者天国である
- もう一つの心神喪失規定「準強姦」
- 女性教祖「妄想」への断罪
- 家族殺しが無罪になる国
- 人格障害者という鬼門を剥ぐ
- 古今東西「乱心」考
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