巷談中国近代英傑列伝
著者
書誌事項
巷談中国近代英傑列伝
(集英社新書, 0368D)
集英社, 2006.11
- タイトル別名
-
中国近代英傑列伝 : 巷談
- タイトル読み
-
コウダン チュウゴク キンダイ エイケツ レツデン
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内容説明・目次
内容説明
中国近代の幕開けは阿片戦争に始まる。アヘン取締りの欽差大臣、林則徐は戦争の責任をとって新疆に左遷されるが、彼がそこで構想したのは、塞防論、すなわちロシアとの国境線を守るべきというものであった。それに対する海防論の首領は李鴻章である。以来、中国近代の歴史はこのふたつの政治思想の中で揺れる。また、洋務運動から戊戌変法を経て辛亥革命へと続く苦難の歴史は、あまたの英傑の物語を生むことになる。本書では政治思想家にとどまらず、文人墨客をふくめた十五人の男たちに鮮やかな光をあてる。
目次
- 第1章 近代の幕開け(阿片戦争の英雄 林則徐;諸葛孔明たらんとした左宗棠 ほか)
- 第2章 洋務運動から戊戌変法へ(変法百日天下の康有為;義挙の人 劉鉄雲 ほか)
- 第3章 革命と反革命と(「革命未だ成功せず」国父孫文;中国人の「たましい」を革新する魯迅 ほか)
- 第4章 二人の画人(文人画の粋 斉白石;中国最高の画家 帳大千)
- 終章にかえて(現代につづく心の痛み 台湾二・二八事件)
「BOOKデータベース」 より