落語で江戸のうらおもて
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書誌事項
落語で江戸のうらおもて
(ちくま文庫, [き-23-1])
筑摩書房, 2006.12
- タイトル読み
-
ラクゴ デ エド ノ ウラオモテ
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内容説明・目次
内容説明
古今亭志ん朝が亡くなって失われたもの。それはその芸だけでなく、江戸の名残をうつす言葉。落語が決してフィクションではなく、日常の地続きであった時代の、東京に一貫して流れる「心」を映す言葉だった。江戸の文化と気風がいよいよ消える時期に際して、志ん朝のCDプロデューサーにして「江戸っ子四代目」の著者が、落語の名の「名文句」を題材に、そこに宿る江戸っ子気質を解読する。
目次
- 何を吐かしゃアがンでエ、べらぼうめエ—『大工調べ』
- 江戸っ子の生まれ損ない、金を貯め—『三方一両損』『文七元結』
- それア、おれが悪かった—『百川』
- まア、早い話が—『長短』
- 女のおれが見ていい女『三軒長屋』
- 半ちゃんは達引が強い—『酢豆腐』
- ざまァ見やがれ、上げ潮の塵芥—『風呂敷』
- あたしのほうがちがっているかも—『厩火事』
- 手が放されねエ—『小言幸兵衛』
- 妓がそばにいねエからってんで、ぐずぐず言うほど野暮な男じゃねエんだい—『五人廻し』
「BOOKデータベース」 より