迷路
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迷路
(ワイド版岩波文庫, 276-277)
岩波書店, 2006.11
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メイロ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784000072762
内容説明
左翼運動に身を投じて転向した良家の息子菅野省三を主人公に、出身の異なる友人たちを配して、日本ファシズムの時代を苦渋にみちて生きた青年像を描きつつ、時代を動かした支配層の生活と思想をも作者の筆は精緻にとらえる。昭和10年から敗戦直前までの社会を重層的に描くことに成功した骨太い大長篇小説。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784000072779
内容説明
菅野省三とともに、印象深い人物江島宗通。藩主の後裔で能狂いのこの老人は、その地位によって華族はむろん、政・財界、軍部までの事情に通じ、貴族的高慢と正直さから彼らを忌憚なく批判する。—やがて軍から脱走して延安へと向う省三には日本軍の弾が、宗通の上には焼夷弾の雨が…。戦争で中断しながら20年をかけ、昭和31年完結。
「BOOKデータベース」 より