潜在性の海へ
著者
書誌事項
潜在性の海へ
思潮社, 2006.9
- タイトル別名
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潜在性の海へ : 城戸朱理詩論集
Toward the sea of latency
- タイトル読み
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センザイセイ ノ ウミ エ
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内容説明・目次
内容説明
詩とは、まさに言語におけるアンティ・コスモスにほかならず、その矛盾性によって、世界そのものを支えるものになるのではないか—21世紀が到来してから刊行された10冊の詩集を論じ、大きな反響を巻き起こした「手帖時評」を中心に、現在と対峙する詩的思考を集成する。世界・存在・時間を、詩は、どのように貫くのか。
目次
- 1 海洋性(海洋性 世界は何で出来ているのか—エリオット『荒地』;存在が始まるとき—岩成達也『(ひかり)…擦過。』;アンティ・コスモス—和合亮一『誕生』 ほか)
- 2 さまざまな波頭(文明が衝突するところで—ロドリゴ・レイローサ『アフリカの海岸』;半過去の気配—アンソニー・ドーア『シェル・コレクター』;叡智の声/未来への長い手紙—ゲーリー・スナイダー『終わりなき山河』 ほか)
- 3 海流を生むもの(翻訳の詩学—西脇順三郎とエズラ・バウンド;詩の幾何学—北園克衛と西脇順三郎;色彩感情の余白に—竹中郁 ほか)
「BOOKデータベース」 より