共産中国にしてやられるアメリカ : 民主台湾の孤立を招いた歴史の誤り
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共産中国にしてやられるアメリカ : 民主台湾の孤立を招いた歴史の誤り
草思社, 2006.12
- タイトル別名
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歴史的錯誤 : 台美中関係探源
- タイトル読み
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キョウサン チュウゴク ニ シテヤラレル アメリカ : ミンシュ タイワン ノ コリツ オ マネイタ レキシ ノ アヤマリ
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注記
参考文献: p313-314
内容説明・目次
内容説明
アジアにおいて冷戦は終結していない。自力で民主化をなしとげながら、国際社会のなかで孤立する台湾。ソ連崩壊を教訓として新たな開放型独裁体制に転じた中国。自由国家の盟主をもって任じながら、共産中国にダブルスタンダードをとるアメリカ。台湾海峡を挟んで、共産主義と自由・民主との激しいせめぎあいが続いている。ニクソン・キッシンジャーと毛沢東、カーター・ブレジンスキーと〓(とう)小平、李登輝と江沢民、クリントンと江/沢民、ブッシュと胡錦涛。共産党統治の本質を知悉する元エリート幹部が、米・中・台歴代首脳の対立の構図を活写。「大西洋憲章」の理念に背いたローズベルトのヤルタの密約を遠因として、戦後アメリカがいかにして共産中国への対応を誤り、こんにちの台湾危機を招くにいたったかを明らかにしていく。東アジア情勢の今後を見通すための必読の書。
目次
- 序言 自由の世紀における荒唐無稽な話
- 1章 ヤルタ会談からニクソン訪中まで(1941‐1972)
- 2章 カーター政権の「断交、米軍撤退、条約破棄」とトライアングル・バランスの崩壊
- 3章 蒋経国対〓(とう)小平の歴史的な賭け
- 4章 中国の「天安門事件」と台湾の「静かなる革命」
- 5章 クリントンと江沢民の「蜜月」、李登輝の「独立宣言」
- 6章 ブッシュの自由戦略と胡錦涛の新奴役制度の台頭
- 結語 自由の世紀のなかの荒唐無稽な状況に終止符を打つ
「BOOKデータベース」 より