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魔笛 : 「夜の女王」の謎

長野順子著

(オペラのイコノロジー, 3)

ありな書房, 2007.1

タイトル別名

Die Zauberflöte : das Rätsel der Königin der Nacht

魔笛 : 夜の女王の謎

タイトル読み

マテキ : ヨル ノ ジョオウ ノ ナゾ

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内容説明・目次

内容説明

モーツァルト最後の年のオペラ「魔笛」の謎。「夜の女王」とザラストロの善悪の立場が逆転するのはなぜか。「太陽の神殿」の勝利に夜の世界は永遠に滅び去ってしまったのか。道化役パパゲーノと奴隷頭モノスタートスの存在は、闇から光へという「近代の神話」に疑問をなげかける。タミーノの試練を最終的に先導する「夜の女王」の娘パミーナは、多次元を自由に越境する。異界からやってきた二人の女性を軸にすえて、混沌と闇を含み躍動する多層的なイメージと音の世界を読み解く、ユニークな「魔笛」論。

目次

  • プロローク ドイツ・オペラ「魔笛」
  • 第1幕 異界からのメッセージ—「夜の女王」
  • 第2幕 啓蒙主義の理想とその影—ザラストロとモノスタートス
  • 第3幕 魔法オペラか「啓蒙」の神話か—タミーノ
  • 第4幕 葦笛と魔法の鈴—「自然人」パパゲーノ
  • 第5幕 エネルギーの中心点—パミーナ
  • 第6幕 「魔笛」のウィーンとベルリン—シンケルの舞台装置
  • エピローク 「夜の女王」の「謎」

「BOOKデータベース」 より

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