司馬遼太郎と時代小説
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司馬遼太郎と時代小説
のべる出版企画 , コスモヒルズ (発売), 2006.12
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司馬遼太郎と時代小説 : 「風の武士」「梟の城」「国盗り物語」「功名が辻」を読み解く
司馬遼太郎と時代小説 : 風の武士梟の城国盗り物語功名が辻を読み解く
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シバ リョウタロウ ト ジダイ ショウセツ
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Note
タイトルは奥付による
参考文献: p209-220
司馬遼太郎(福田定一)簡易年表: p221-224
『梟の城』『国盗り物語』『功名が辻』『夏草の賦』関連年表: p225-230
Description and Table of Contents
Description
忍者小説から『功名が辻』にいたる時代小説を「列伝」的な手法で読み、秦の始皇帝やナポレオンと比較しながら、日本の戦国時代の「英雄」を世界史的な広い視野で描いた司馬作品の魅力に迫る。さらに、単語の「二義性」に注意しながら読み解くことで、「英雄」による「鬼退治」という中世的な歴史認識への鋭い批判を秘めた「司馬史観」の現代性を明らかにする。
Table of Contents
- 序章 「司馬史観」の生成—『風の武士』と初期の短篇
- 第1章 時代小説の原点—『梟の城』と忍者小説
- 第2章 乱世の「英雄」と「天命史観」—『国盗り物語』(斎藤道三)と『史記』
- 第3章 「天下布武」と近代国家—『国盗り物語』(織田信長)と『夏草の賊』
- 第4章 「鬼退治」の物語の克服—『功名が辻』の現代性
- 終章 核兵器の時代と『司馬史観』の構造—『坂の上の雲』から『菜の花の沖』へ
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