8月の果て
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Bibliographic Information
8月の果て
(新潮文庫, ゆ-8-11,
新潮社, 2007.2
- 上
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- Other Title
-
8月の果て
- Title Transcription
-
8ガツ ノ ハテ
Available at / 26 libraries
-
The International University of Kagoshima Library図
上913.6//YM10004123832,
下913.6//YM10004133795 -
Library, Doshisha Women's College of Liberal Arts田
上ZSW||ユ||8-11WA;0782001302,
下ZSW||ユ||8-12WA;0782001310 -
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Note
2004年8月新潮社より刊行
参考文献: 下p549-555
Description and Table of Contents
- Volume
-
上 ISBN 9784101229317
Description
日本統治下の朝鮮・密陽に生を受け、マラソンでの五輪出場を目指した亡き祖父・李雨哲。そのうしろ姿を追い、路上を駆けることを決意した柳美里。ふたりの息づかいが時空を越えて重なる瞬間、日本と朝鮮半島のあわいに消えた無数の魂が封印を解かれ、歴史の破れ目から白い頁に甦る。偉丈夫の雨哲と美丈夫の弟・雨根。血族をめぐる、ふたつの真実の物語が、いま日本文学を未踏の高みへと押し上げる。
- Volume
-
下 ISBN 9784101229324
Description
1940年、東京オリンピックは幻と消えた。失意の日々、肌の温みを求める女たちを捨て、雨哲は故郷を去り、一方、娘たちを夢中にする美しい容貌と、兄譲りの健脚に恵まれた弟・雨根は、いつしか左翼運動に深く傾倒した…小説家柳美里が、国・言葉・肉親、すべてを奪われた無名の人々の声に耳をすまし、自身の生につらなる日本と朝鮮半島の百年の歴史を、実存の全てを注ぎ描きあげた傑作。
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