8月の果て
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書誌事項
8月の果て
(新潮文庫, ゆ-8-11,
新潮社, 2007.2
- 上
- 下
- タイトル別名
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8月の果て
- タイトル読み
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8ガツ ノ ハテ
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注記
2004年8月新潮社より刊行
参考文献: 下p549-555
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784101229317
内容説明
日本統治下の朝鮮・密陽に生を受け、マラソンでの五輪出場を目指した亡き祖父・李雨哲。そのうしろ姿を追い、路上を駆けることを決意した柳美里。ふたりの息づかいが時空を越えて重なる瞬間、日本と朝鮮半島のあわいに消えた無数の魂が封印を解かれ、歴史の破れ目から白い頁に甦る。偉丈夫の雨哲と美丈夫の弟・雨根。血族をめぐる、ふたつの真実の物語が、いま日本文学を未踏の高みへと押し上げる。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784101229324
内容説明
1940年、東京オリンピックは幻と消えた。失意の日々、肌の温みを求める女たちを捨て、雨哲は故郷を去り、一方、娘たちを夢中にする美しい容貌と、兄譲りの健脚に恵まれた弟・雨根は、いつしか左翼運動に深く傾倒した…小説家柳美里が、国・言葉・肉親、すべてを奪われた無名の人々の声に耳をすまし、自身の生につらなる日本と朝鮮半島の百年の歴史を、実存の全てを注ぎ描きあげた傑作。
「BOOKデータベース」 より