信玄の戦争 : 戦略論『孫子』の功罪

書誌事項

信玄の戦争 : 戦略論『孫子』の功罪

海上知明著

(ベスト新書, 124)

ベストセラーズ, 2006.11

タイトル読み

シンゲン ノ センソウ : センリャクロン ソンシ ノ コウザイ

大学図書館所蔵 件 / 6

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

組織の旧式性や農兵の比重の高さを声高に指摘する識者も多い。確かに、都から遠い貧国である甲斐の限界は少なくない。だが、信玄の天下取りがかなわなかった真相は別にある。信玄を語る上で欠かせぬ、世界最古の兵法書『孫子』。その教義の限界が、信玄の天下人への道を大きく阻んでいたとしたら…。宿敵上杉謙信との川中島の激闘、徳川家康を一蹴した三方ヶ原をはじめ、旧来の歴史観がつくり上げた歴史の常識を打ち破る意欲作。

目次

  • 序 武田信玄の新しい見方(歴史分析の必要性;分析方法の主体 ほか)
  • 第1章 『孫子』の効用—甲斐統一から信濃制圧(甲斐の地勢と地政;権力の確立と甲斐の強化 ほか)
  • 第2章 『孫子』対『呉子』—川中島の戦い(川中島の地政と上杉謙信の登場;天文二十二年の合戦から弘治三年の合戦まで ほか)
  • 第3章 『孫子』対『孫子』—東海進出と関東との抗争(新たな膨張先・上野;勢力均衡の崩壊と東海進出—出遅れた『孫子』 ほか)
  • 第4章 『孫子』の限界—『君主論』との比較(上洛の意味;上洛作戦 ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ