救貧のなかの日本近代 : 生存の義務
著者
書誌事項
救貧のなかの日本近代 : 生存の義務
(MINERVA社会福祉叢書, 18)
ミネルヴァ書房, 2007.2
- タイトル読み
-
キュウヒン ノ ナカ ノ ニホン キンダイ : セイゾン ノ ギム
大学図書館所蔵 全200件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
注記
博士論文『生存の義務 : 「救貧制度と日本近代」の社会学的研究」』 (東京大学, 2004年) を基に加筆・修正したもの
参考文献・資料: 巻末p5-19
内容説明・目次
内容説明
戦前日本の救貧は、個人の権利でもなく、国家による恩恵でもなく、シティズンシップにともなう国民の義務、“全体”への参加の義務であった。本書は、1920年代から1940年前後を中心に、救貧をめぐって展開された“言説実践としての政治過程”を分析し、この時期を通じて繰り返された救貧理念—“生存の義務”—の構造と、それが時代を超えて再生産されていく過程を明らかにする。
目次
- 序章 シティズンシップと日本近代
- 第1章 問いと視点
- 第2章 軍事救護法(一九一七年)と「国家」—二つの国家論と二つの権利論
- 第3章 救護法(一九二九年)と「社会」—義務としての生存権
- 第4章 救護法の運用と方面委員制度—「社会」に浸透される「国家」
- 第5章 “戦時革新”の言説(一九三〇年代後半)—人的資源と生産力
- 第6章 社会事業法(一九三八年)の制定—発展段階論という物語
- 第7章 母子保護法(一九三七年)の形成—女たちの“公職”
- 第8章 生存の義務
- 終章 戦後への問い
「BOOKデータベース」 より