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硫黄島いまだ玉砕せず

上坂冬子著

(WAC BUNKO, B-057)

ワック, 2006.12

タイトル別名

硫黄島いまだ玉砕せず

タイトル読み

イオウジマ イマダ ギョクサイ セズ

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注記

文藝春秋より文春文庫(1995.7)として出版されたものを改訂した新版

参考文献: p283

内容説明・目次

内容説明

大東亜戦争末期、日米双方四万人を越える死傷者を出した硫黄島。終戦から七年目、観音像を片手に島に降り立つ一人の僧がいた。彼の名は和智恒蔵、元硫黄島警備隊司令である。彼は戦闘直前に本土に帰還し玉砕を免れていた。島に渡った彼が見たものは、髑髏部分を米兵に持ち去られたかつての部下の姿だった…。亡くなった兵の鎮魂と髑髏返還を求め、占領国相手に交渉を続けた“執念の人”の半生を描く。

目次

  • プロローグ(和尚と呼ばれた人物;遺されたドキュメント)
  • 第1章 僧侶となった海軍士官(いま、玉砕の島は;情報将校としての経歴 ほか)
  • 第2章 地下壕からの生還(山頂の星条旗;生還した兵二人 ほか)
  • 第3章 白骨の島を目指して(GHQに宛てた書状;白骨散乱の衝撃 ほか)
  • 第4章 髑髏を返せ(硫黄島協会の設立;髑髏盗難 ほか)
  • 第5章 日米四十年目の抱擁(“名誉の再会”と命名;思わず「パパさん」と ほか)

「BOOKデータベース」 より

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