城山三郎の昭和
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書誌事項
城山三郎の昭和
(角川文庫, 14686)
角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2007.4
- タイトル読み
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シロヤマ サブロウ ノ ショウワ
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内容説明・目次
内容説明
戦争文学と経済小説の第一人者である城山三郎の生は、昭和と共に始まる。志願した海軍の組織悪と欺瞞に幻滅し敗戦を迎え、組織と個人のかかわりは終生のテーマとなった。戦後は発展を遂げる経済の中に「組織」を見出し、人間の生き方を問い続ける。「僕たちの世代は、自由にまともなことが言えない恐ろしさを身にしみて知っています」と、言論への想いを語る城山に共鳴し、敬愛してやまない著者が、その足跡をたどる。
目次
- 特攻は志願にあらず
- 音にこだわる
- 三島由紀夫批判
- 大岡昇平への傾倒
- 絶対に形の崩れない男
- 悪名の系譜
- 戦後余生への出発
- 生涯の師、山田雄三
- 「仁義なき戦い」との接点
- 夫人が泣いた「生命の歌」
- 原基としての父親
- 喜劇は続く
- つまずいた人に惹かれる
- 「横光利一は田舎者です」
- 情報に振りまわされないために
- 革命児を描く
- 受難の背景
- 『大義』の著者の悲しい運命
「BOOKデータベース」 より