思春期をめぐる冒険 : 心理療法と村上春樹の世界
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思春期をめぐる冒険 : 心理療法と村上春樹の世界
(新潮文庫, い-88-1)
新潮社, 2007.6
- タイトル読み
-
シシュンキ オ メグル ボウケン : シンリ リョウホウ ト ムラカミ ハルキ ノ セカイ
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注記
日本評論社, 2004年刊の加筆・改稿
文献: p305
内容説明・目次
内容説明
思春期、それは性や死の力に強くとらわれ、こころが解体と再生を体験する時期。娘の家庭内暴力に苦しむ母親の心理療法の実例と、「書くことは自己治療的な行為」と語る村上春樹の小説世界の両面から、知られざる「思春期」のありように迫る。
目次
- 第1章 物語の力(物語の呪縛;新たな物語のプロローグ)
- 第2章 思春期という異界(異界の視点;思春期同窓会)
- 第3章 思春期体験と死(死の側面とつながる;生の中にある死)
- 第4章 現実の多層性(「見える身体」と「見えない身体」;羊男の世界;「入り口の石」;イメージの力;「向こう側」から来る性と暴力;一夜の出来事—『アフターダーク』から)
- 第5章 本当の物語を生きる(物語の共有;全体性を取り戻す;物語の行方)
「BOOKデータベース」 より