生と死の講話
著者
書誌事項
生と死の講話
知泉書館, 2007.6
- タイトル別名
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Ein Sermon von der Bereytung zum Sterbenn
- タイトル読み
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セイ ト シ ノ コウワ
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内容説明・目次
内容説明
晩年の講解「詩編90編“モーセの祈り”の講話」と、初期の「死への準備についての説教」の代表作をとおしてルターの死生観に迫る。今日の高齢社会のなかで、いかに生き、いかに死を迎えるかについて深い混迷に陥っているが、死の試練を克服していくルターの経験は、わたしたち現代人に時を超えて訴えてくるに違いない。
目次
- 詩編九〇編の講話(主よ、あなたはわたしたちにとり、世々にわたって住処であらせられる。;山々が生まれ、地と世界とが造られる以前に、神よ、あなたは、とこしえからとこしえまでいましたもう。;あなたは人を死にいたらせ、「人の子よ帰れ」と言いたもう。;まことに、あなたの前には千年も過ぎ去った昨日の一日のごとく、夜警の一ときに等しい。;あなたは彼らに大水を流します、かれらは眠りであり、すぐに枯れる草のようです。朝に花を咲かせても、夕べには移ろい、切り取られて、枯れる。;あなたの怒りによってわたしたちは消え失せ、あなたの憤りによって脅かされるから。;あなたはわたしたちの不義をみ前におき、わたしたちの隠れた罪をみ顔の光の中におかれた。;わたしたちのすべての日は、あなたの怒りのうちに消え去り、わたしたちの年の終わるのは言葉のようである。;わたしたちの齢は七十歳、長くて八十歳にしても、その最善のものは、苦悩と疲労であって、年月は速やかに過ぎゆき、わたしたちもまた飛び去る。;誰があなたの怒りの力を知り、誰があなたの憤りを恐れるのか。 ほか)
- 死への準備についての説教、一五一九年
「BOOKデータベース」 より