日のあたる白い壁
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日のあたる白い壁
(集英社文庫, [え6-9])
集英社, 2007.6
- タイトル読み
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ヒ ノ アタル シロイ カベ
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内容説明・目次
内容説明
「出会った絵について書くことは、でも勿論私について書くことでした」ドラクロワ、ゴッホ、マティス、荻須高徳、小倉遊亀、オキーフ…etc.。古今東西の27人の画家の作品をとりあげ、「嫉妬しつつ憧れつつ」自由に想いを巡らした、美しくユニークなエッセイ集。愛らしい小品から名作まで、画家たちの様々な作品を鑑賞しながら、江國香織その人に出会う—二重の楽しみが味わえる、宝物のような一冊。
目次
- ゴーギャンのオレンジ—ゴーキャン「オレンジのある静物」
- 完璧に保存される物語—カリエール「想い」
- 体の奥がざわめくなつかしさ—ホッパー「海辺の部屋」
- 祖父の家—児島虎次郎「睡れる幼きモデル」
- ボナールのバスタブ—ボナール「浴槽」
- ポケットに入れて—ドラクロワ「花の習作」
- うつくしいかたち—東郷青児「巴里の女」
- あの怠さ—パスキン「昼寝」
- 意志的な幸福—カサット「劇場にて」
- ユトリロの色—ユトリロ「雪の積った村の通り」
- 宗教のような、音楽のような—ゴッホ「夜のカフェテラス」
- 同化するということ—荻須高徳「カフェ・タバ」
- セザンヌのすいか—セザンヌ「すいかのある静物」
- 過渡期の人・マネ—マネ「海にとび込むイザベル」
- あるべき場所のこと—グレコ「聖アンデレと聖フランシスコ」
- ひらがなのちょうちょ—ルドン「ちょうちょ」
- 豪胆さと繊細さ—小倉遊亀「家族達」
- プリミティブという力—ムンク「お伽の森の子供たち」
- かつて持っていたくまのぬいぐるみ—ワイエス「グラウンドホッグ・デイ」
- 豊かさ、幸福さ、まっとうさ—マティス「ヴァイオリンのある室内」
- インタレスティングということ—カラヴァッジョ「聖トマスの懐疑」
- 見知らぬ絵—カーシュテン「赤い台所」ほか
- オキーフの桃—オキーフ「桃とコップ」
「BOOKデータベース」 より