私を変えたこの一冊 : 作家24人の名作鑑賞
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私を変えたこの一冊 : 作家24人の名作鑑賞
(集英社文庫, [特-4-9])
集英社, 2007.6
- タイトル読み
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ワタシ オ カエタ コノ イッサツ : サッカ 24ニン ノ メイサク カンショウ
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内容説明・目次
内容説明
作家の人って、どんな本を読んで作家になったのだろう。芥川龍之介は、宮沢賢治は、あの人の人生をどのように変えたのだろう。作家になった今、『ふしぎの国のアリス』を、『車輪の下』を、あの人はどんなふうに読むのだろう。作家24人が読者として真剣に名作に向き合った鑑賞集。
目次
- 「地獄変」芥川龍之介—トレーニング(北方謙三)
- 「河童」芥川龍之介—哀しみの河童(夢枕獏)
- 「野菊の墓」伊藤左千夫—隠れ野菊はいまもいる(久世光彦)
- 「伊豆の踊子」川端康成—恋の垣根(橋本治)
- 「女たちへのいたみうた金子光晴詩集」金子光晴—男たちへのいたみうた(小池真理子)
- 「ふしぎの国のアリス」キャロル—ファンタジーの原点(阿刀田高)
- 「青い麦」コレット—恋の原型の小説(田辺聖子)
- 「堕落論」坂口安吾—覚醒する安吾(立松和平)
- 「清兵衛と瓢箪・小僧の神様」志賀直哉—ぼくの得意枝(原田宗典)
- 「汚れつちまつた悲しみに…中原中也詩集」中原中也—1971年の中原中也(秋元康)
- 「坊ちゃん」夏目漱石—正義と愛(ねじめ正一)
- 「三四郎」夏目漱石—十五歳の春(三田誠広)
- 「夢十夜・草枕」夏目漱石—小説における映像主義の発明とその挑戦(大林宣彦)
- 「吾輩は猫である」夏目漱石—牛の涎(谷川俊太郎)
- 「怪談」ラフカディオ・ハーン—『怪談』の静寂について(清水義範)
- 「たけくらべ」樋口一葉—大和ことばの柔らかさ(俵万智)
- 「偉大なギャツビー」フィッツジェラルド—偉大さと華麗さの間で(柳美里)
- 「車輪の下」ヘッセ—ハンス・ギーベンラートの哀しみ(畑山博)
- 「風立ちぬ」堀辰雄—生きようとする祈り(氷室冴子)
- 「銀河鉄道の夜」宮沢賢治—ひかりをさがして(武田鉄矢)
- 「高瀬舟」森鴎外—翻訳の不可能なる(林望)
- 「安南の王子」山川方夫—「血のつながり」の重さ(群ようこ)
- 「遠野物語」柳田国男—小さな、過激な本(中沢新一)
- 「怪盗ルパン 奇巌城」ルブラン—探偵小説への道案内人ルパン(大沢在昌)
「BOOKデータベース」 より