明末西洋科学東伝史 : 『天学初函』器編の研究
著者
書誌事項
明末西洋科学東伝史 : 『天学初函』器編の研究
知泉書館, 2007.8
- タイトル別名
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明末西洋科学東伝史 : 天学初函器編の研究
- タイトル読み
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ミンマツ セイヨウ カガク トウデンシ : テンガク ショカン キヘン ノ ケンキュウ
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注記
博士論文「『天学初函』器編の研究」 (東京大学, 2006年提出) に加筆し, 内容に一部修正を加えたもの
参考文献: p [285] -294
内容説明・目次
内容説明
16世紀から17世紀初めにかけイエズス会士により7000冊もの西洋の学術書籍が中国にもたらされた。宣教師マテオ・リッチらは、徐光啓や李之藻ら中国人士大夫の協力を得て、キリスト教を中心に様々な分野の書物を精力的に漢訳していった。そのうち数十編が『天学初函』として編集された。それはキリスト教と西洋文化事情を紹介した「理編」と、科学書を集めた「器編」とから成るが、「理編」については多くの研究があるにもかかわらず、「器編」については本格的研究がない状況である。本書は「器編」11篇のうち数学書と天文学書の10篇について考察するが、それらはイエズス会の代表的天文学者・数学者であるクラビウスによるユークリッド原論注解、天球論、実用算術論、アストロラビウムなどの著作群である。著者はラテン語原典と漢訳とを比較・対照しつつ詳細な分析を加え、伝統的な中国科学が西洋科学を受容する複雑な経緯を解明、東西文化交流史に新たな光を投じる画期的業績である。
目次
- 序論
- 第1部(イエズス会とイエズス会科学;中国の科学に対するイエズス会士の評価)
- 第2部(『幾何原本』と公理的秩序;『同文算指』と筆算の受容;実用幾何学と測量学;ヨーロッパの天動説と地円説の伝播;『渾蓋通憲図説』—アストロラーブの伝来(1);『簡平儀説』—アストロラーブの伝来(2))
「BOOKデータベース」 より