猫の神様
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猫の神様
新潮社, 2007.3
- タイトル読み
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ネコ ノ カミサマ
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内容説明・目次
内容説明
彼が死んだのは、暖かい春の陽射しが射し込む、穏やかな朝だった。十年と八ヶ月一緒に暮らしたというのに、それはとてもあっけないお別れだった…ぎじゅ太が死んでからというもの、僕は毎日を呆然と過ごした。僕の薄い膜の中に入って来れるのはみャ太だけだった…こいつは長生きするだろう。これから先、ずっと長い間可愛がって、二人仲良く暮らしていけるはずだ。でもそうはならなかった。おそらくこの時すでに、彼の身体の中では異変が起こっていたのだ。独身ライターとその小さな家族の、愛と孤独の物語。
目次
- 第1章 葬送の日
- 第2章 猫の神様
- 第3章 発病
- 第4章 通院
- 第5章 一進一退
- 第6章 絶望
- 第7章 戦い
- 第8章 最後の日々
- 第9章 猫の神様、再び
「BOOKデータベース」 より