『隠し剣鬼の爪』の人間像

Bibliographic Information

『隠し剣鬼の爪』の人間像

幸津國生著

(藤沢周平・山田洋次の作品世界 / 幸津國生著, 2)

花伝社 , 共栄書房 (発売), 2006.12

Other Title

隠し剣鬼の爪の人間像

An image of human beings in "The hidden blade"

Title Transcription

カクシケン オニ ノ ツメ ノ ニンゲンゾウ

Available at  / 10 libraries

Note

文献目録: p196-201

Description and Table of Contents

Description

時代は幕末。東北の小藩・海坂藩の下級武士、片桐宗蔵。友を「上意討ち」させその妻を弄んだ権力者に対して、彼と彼女の無念の思いをはらすために秘剣を揮ったが、「侍」であることの虚しさを痛感。禄を返上し、愛する女性きえとともに「町人」として生きていくという決意をして、「蝦夷地」へと旅立つ…。時代のうねりの中その侍はなぜ刀を棄てようとするのか?近代に踏み込む人間のもう一つの可能性。藤沢周平・原作と山田洋次・映画との重なり合い。

Table of Contents

  • 第1章 藤沢・山田両作品世界の重なり合いの深まり
  • 第2章 「侍」であることをめぐる主人公の態度
  • 第3章 「商売」について
  • 第4章 武家のしつけおよび女性に対する主人公の態度について
  • 第5章 戦闘技術について
  • 第6章 人間の愚かさ・哀れさへの眼差し
  • 第7章 映画の物語における「これから」の方向付け
  • 第8章 『たそがれ清兵衛』・『隠し剣鬼の爪』の幸福論

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Details

  • NCID
    BA83136171
  • ISBN
    • 4763404822
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    [東京],東京
  • Pages/Volumes
    203, 5p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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