天皇の国・賎民の国 : 両極のタブー
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天皇の国・賎民の国 : 両極のタブー
(河出文庫)
河出書房新社, 2007.9
- タイトル別名
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天皇の国賎民の国 : 両極のタブー
- タイトル読み
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テンノウ ノ クニ センミン ノ クニ : リョウキョク ノ タブー
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内容説明・目次
内容説明
日本列島にあいついでやってきた諸民族の源流論と、先住諸民族を制圧しつつ成立したヤマト王朝の形成史という二つの論点を天皇制論義の基礎に置き、“日本単一民族”論の虚妄性の批判という今日的なテーマを実証的に展開する。日本民族の諸源流、天皇制、賤民、芸能史、部落問題を横断的に考察する、沖浦学の記念碑的著作。
目次
- 1 日本民族の諸源流(日本民族の五つの源流について—天孫族はどこからきたか;瀬戸内海の海賊衆—天皇の国家と海人;先住民族と近代文明—古モンゴロイド系のアニミズム思想)
- 2 天皇制と賤民制(天皇と賤民—両極のタブー;鎮護国家仏教の“貴・賤”観—インドのカースト制と日本の密教;仏教とヒンドゥー教—カースト制国家・ネパールを訪れて)
- 3 底辺に生きた人びと(日本文化の地下伏流—日本の芸能史における“聖”と“賤”;わが部落問題との出会い—被差別部落の古老と高橋貞樹)
- 4 天皇制の舞台裏(神聖天皇劇と民衆—明治維新の舞台裏;近世民衆文明の足跡—日本史の転換点;大帝の死—作家の日記より)
「BOOKデータベース」 より