火の海の墓標 : ある「アジア主義者」の流転と帰結

書誌事項

火の海の墓標 : ある「アジア主義者」の流転と帰結

後藤乾一著

時事通信出版局 , 時事通信社 (発売), c1977 , デジタルパブリッシングサービス

オンディマンド版

タイトル別名

火の海の墓標 : あるアジア主義者の流転と帰結

タイトル読み

ヒ ノ ウミ ノ ボヒョウ : アル アジア シュギシャ ノ ルテン ト キケツ

注記

時事通信社1993年1月刊第4版(奥付記載は4刷)の複製

記述は2007年7月発行のものによる

市来竜夫、日本・インドネシア関係史等略年表: p[209]-217

内容説明・目次

目次

  • 1 彷徨の少年時代(丙午の生まれ;カトリック入信;小学校入学;中学校入学と中退)
  • 2 渡南への道(渡南の契機;からゆきさん;トコ・ジュパンの登場;南洋協会の成立;竜夫、パレンバンへ;南洋邦人社会の二重性;一等国民の目;思索を糧を求めて;日本人社会への疑問;インドネシア語への親近感;当時のインドネシア民族運動;“花の都”バンドゥンへ;弟直大の死;エロス写真館に勤務;バス車掌となる;イティとの結婚生活)
  • 3 「国策」と「アジア解放」のはざまで(祖国の動向への関心;一九三〇年代の親日感情;日本の南洋運動;第一次日蘭印会商;竜夫、新聞記者となる;南進政策の登場;「日蘭商業新聞」;蘭印政庁の対日警戒;“親日派”の民族主義者—スバルジョとタムリン;東京での竜夫;風雲急を告げる国際情勢;岩田愛之助グループの活動;大日本回教協会の発足;東印度共栄同士会の活動;佐藤信英の活動)
  • 4 日本軍政をみつめて(第十六軍宣伝班員となる;インドネシアの好意的反応;軍政のホンネと市来の憤懣;『赤道報』と『うなばら』;市来とインドネシア語;二つの軍政観;市来と「スメラ」思想;大東亜会議とインドネシア;ジャワ郷土防衛義勇軍と市来;化物屋敷に住んで;随筆「おいしい食物」;「東印度」の独立容認;義勇軍の反日運動;スカルノのパンチャ・ダルマ演説;運命の年)
  • 5 アブドゥル・ラフマン・イチキの流転と帰結(“敗戦”と義勇軍解散;八月十五日以後の市来;インドネシア独立軍で;同志・吉住留五郎死す;特別ゲリラ隊の誕生;アブドゥル・ラフマン・イチキの死;「命短き桜花」;エピローグ)

「BOOKデータベース」 より

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