言外の意味
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書誌事項
言外の意味
(開拓社言語・文化選書, 1-2)
開拓社, 2007.10
新版
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-
ゲンガイ ノ イミ
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注記
初版: 研究社出版 1978年刊
参考文献: 上巻p137-139, 下巻p145-148
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784758925013
内容説明
人間は、自らの作った言語によって、その思考様式を規制され、束縛され、画一化されているという面があるが、言外の意味の典型例であるメタファーの使用は、こういう言語の束縛に対する人間の反逆と復讐とを示しているものである。生きのよいメタファーに見られる、俗世界の選択制限など吹き飛ばしてしまうダイナミズムもそこに根差している。
目次
- 言外の意味は求められないか
- 言語的コンテクストとのかかわり
- 非通常意味と慣用的言外の意味
- 非慣用的言外の意味
- ずれの度合い
- 言外の意味算定の基礎
- 言外の意味算定の実際
- 会話の作法とその違反
- 意図的な作法違反の意味
- 内と外との間
- 言外の意味としてのメタファー
- メタファー解法の第一段階
- メテファーと選択制限違反
- 意味あり、形を求む
- 選択制限違反のないメタファー
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784758925020
内容説明
アイロニーの中に盛られている反対の意味というのは、言内の意味から、一定の状況下では、きわめて直線的に至り着きうるものである。文字どおりの意味と、その反対の意味とは、遠くて近い仲なのである。どうして、回りくどい言い方をするのかというと、一つには、好ましくないことを単刀直入に言いたくないからであり、もう一つには、逆転的屈折を含むほうが、より痛烈だからである。
目次
- 言語の束縛を解く
- メタファー解法の第二段階
- メタファーはどこまで分かるか
- メタファーは語のどこが担うか
- メタファーに対する誤解
- 共感覚とメタファー
- 共感覚表現におけるアイコン
- 死なないメタファー
- アイロニーへの道
- アイロニーの条件
- アイロニーの否定
- 言外の意味と否定
- 首尾一貫性の原理
- 連結されたあいまい文における首尾一貫性
- 言外の意味と首尾一貫性
「BOOKデータベース」 より