古木 (こぼく) の物語 : 巨樹信仰と日本人の暮し
著者
書誌事項
古木 (こぼく) の物語 : 巨樹信仰と日本人の暮し
工作舎, 2007.10
- タイトル別名
-
古木の物語 : 巨樹信仰と日本人の暮し
- タイトル読み
-
コボク ノ モノガタリ : キョジュ シンコウ ト ニホンジン ノ クラシ
大学図書館所蔵 件 / 全41件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
晩秋の夕陽を浴びる古木。その姿はまるで「市井の仙人」のよう。干ばつ、大洪水、地震、豪雪、相次ぐ災害に見舞われ続けた一千年もの間、傷つき耐えて、なおも共に生きる巨樹は人々の心の支え。荘厳な杉参道に結実した歴史の偉業、篤信の念仏者ゆかりの柿の木…ときに威風堂々と、ときに素朴に平凡な姿で、ただ静かにこの世の人々の生業を見守る大いなる木の精霊たち。—日本人と木との暮し、カミ観念や信仰心を綴る十五の物語。樹木の声が聴こえる、人の心が観えてくる。
目次
- 第1部 木の声(「市井の仙人」鳩山、八幡神社のイチイガシ;越後、虫川の大杉は現代の閻魔大王;天翔る楠の壮大なロマン;坂東霊場、大慈大悲の慈光寺の榧;大椎は日蓮の声を聞いたか;会津、歴史を覗いた二本の大ケヤキ)
- 第2部 人の心(一期一会の木となった幻の「根上り松」;木喰、刻印二百年の立木仏;古のときを想わせる、波崎の大タブ;妙好人・因幡の源左と柿の木;小説家、有島武郎の最後を知っていた木;極楽浄土へ導く善光寺の回向柱;日本の祖霊と巨樹;木を迎え、木を送る)
「BOOKデータベース」 より