円仁慈覚大師の足跡を訪ねて : 今よみがえる唐代中国の旅
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円仁慈覚大師の足跡を訪ねて : 今よみがえる唐代中国の旅
ランダムハウス講談社, 2007.10
- タイトル別名
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Following the tracks of Ennin's 9th c. journey : diary of a Japanese monk revived in today's China
- タイトル読み
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エンニン ジカク ダイシ ノ ソクセキ オ タズネテ : イマ ヨミガエル トウダイ チュウゴク ノ タビ
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注記
参考文献: p245
内容説明・目次
内容説明
838年、最後の遣唐使として大海を越え、唐に渡った天台宗の高僧・円仁(のちに慈覚大師)。五台山で最高峰の密教を学び、国際都市・長安で世界の人々と交わり、廃仏毀釈の実態を目撃した彼は、9年間におよぶ詳細な旅の記録を『入唐求法巡礼行記』に綴っていた。それから1200年あまりのち、『入唐求法巡礼行記』はエドウィン・O・ライシャワー元駐日大使の著作によって世界中に伝えられ、現在では世界的名紀行文のひとつに数えられている。このライシャワーの研究に触発されたアメリカ人女性、阿南・ヴァージニア・史代は、円仁の足跡をくまなくたどることを決意する。25年の歳月を経てついに完結した彼女の旅の記録からは、悠久の歴史ロマンと、現代中国の息吹が鮮やかに浮かび上がってくる。
目次
- 円仁と遣唐使節団、唐国に到着
- 揚州に滞在する
- 運搬船で楚州へ
- 黄金を渡って海州から乳山へ
- 赤山の新羅人による庇護と助言
- 蓬莱で通行許可証を待つ
- 円仁青州府で歓迎される
- 禮泉寺から黄河への行路
- 唐代の道南宮から曲陽へ
- 太行山脈を越えて
- 古代の道と宿泊施設「普通院」
- 五台山での円仁(1)「竹林寺」
- 五台山での円仁(2)高僧との出会い
- 五台山での円仁(3)五台山巡礼
- 五台山を後にする
- 円仁の通った太原への道
- 太原府で盂蘭盆会を巡る
- 汾河に沿って続く旅
- 長安での円仁(1)経典と儀式を学ぶ
- 長安での円仁(2)国際都市の宗教儀式
- 長安での円仁(3)廃仏毀釈
- 迫害を逃れて長安を脱出
- 帰国の船を探す
- 円仁の帰還
「BOOKデータベース」 より