ギッシングを通して見る後期ヴィクトリア朝の社会と文化 : 生誕百五十年記念
著者
書誌事項
ギッシングを通して見る後期ヴィクトリア朝の社会と文化 : 生誕百五十年記念
溪水社, 2007.11
- タイトル別名
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後期ヴィクトリア朝の社会と文化 : ギッシングを通して見る : 生誕百五十年記念
- タイトル読み
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ギッシング オ トオシテ ミル コウキ ヴィクトリアチョウ ノ シャカイ ト ブンカ : セイタン ヒャクゴジュウネン キネン
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注記
年表: p476-484
文献一覧: p485-493
内容説明・目次
内容説明
西暦二〇〇七年(平成十九年)はジョージ・ギッシングの生誕百五十年目にあたる。本書は、その記念事業として、ギッシングの作品を二十五のテーマ別に読み解くことによって、彼が生きた後期ヴィクリア朝の時代精神と社会思潮を複合的に捉え直し、新たな全体像を構築した。
目次
- ギッシング小伝
- 第1部 社会(教育—そのタテ前と本音;宗教—なぜ書かなかったのか;階級—新しい「ミドル・クラス」;貧困—貧民とその救済:都市—自分のいない場所がパラダイス)
- 第2部 時代(科学—進化に背いて;犯罪—越境する犯罪と暴力;出版—ギッシングと定期刊行物;影響—は口調は悲しからずや;イングリッシュネス—「南」へのノスタルジアの諸相)
- 第3部 ジェンダー(フェミニズム—ギッシングと「新しい女」の連鎖;セクシュアリティ—「性のアナーキー」の時代に;身体—「退化」としての世紀末身体;結婚—結婚という矛盾みに満ちた関係;女性嫌悪—男たちの戸惑いと抗い)
- 第4部 作家(自己—「書く」自己/「読む」自己;流謫—失われたホームを求めて;紀行—エグザイルの帰郷;小説技法—語りの方法と人物造型;自伝的要素—分裂する書く自分と書かれる自分)
- 第5部 思想(リアリズム—自然主義であることの不自然さ;ヒューマニズム—時代からの亡命;審美主義—美を通じた理想の追求;古典主義—ある古典主義者の肖像;平和主義—その気質の歴史的考察)
「BOOKデータベース」 より