夏目漱石絶筆『明暗』における「技巧」をめぐって
著者
書誌事項
夏目漱石絶筆『明暗』における「技巧」をめぐって
(近代文学研究叢刊, 36)
和泉書院, 2007.11
- タイトル別名
-
夏目漱石絶筆明暗における技巧をめぐって
夏目漱石絶筆 : 『明暗』における「技巧」をめぐって
- タイトル読み
-
ナツメ ソウセキ ゼッピツ メイアン ニ オケル ギコウ オ メグッテ
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注記
『明暗』研究文献目録: p161-222
内容説明・目次
内容説明
夏目漱石は、ごく若い時期から、“人のこころ”というものを、目をそらすことなく、凝視し続けた作家である。『心』広告文において自ら語った、「自己の心を捕へんと欲する人々に、人間の心を捕へ得たる此作物を奨む。」という自信は、晩年に至って、さらに確たるものとなったに違いない。絶筆『明暗』において、“人のこころ”は、社会・人間関係の座標軸に布置した状態で、精細に表象化される。だから、『明暗』は現代の我々の興味をも、惹き付けてやまない。本書は、方法論を論じた部分、人間関係における「技巧」に照準を合わせて『明暗』を論じた部分、芸術上の「技巧」について論じた部分、両者の関係について論じた部分とから成る。巻末に、六〇〇件に及ぶ、『明暗』研究文献目録(一九一六年から二〇〇三年)を付す。
目次
- 『明暗』と「幻惑」としての読み
- 近代文学研究の現在(一)—ゆらぎの中で
- 近代文学研究の現在(二)—「文学」の価値
- 『明暗』における「技巧」(一)—津田とお延をめぐって
- 『明暗』における「技巧」(二)—分類と概観
- 芸術上の「技巧」
- 『明暗』における作者の視座—“「私」のない態度”の実践
- 人間関係上の「技巧」と芸術上の「技巧」
- 「技巧」の評価
- 『明暗』研究文献目録
「BOOKデータベース」 より