絵画史料で歴史を読む
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書誌事項
絵画史料で歴史を読む
(ちくま学芸文庫, [ク-14-1])
筑摩書房, 2007.12
増補
- タイトル別名
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謎解き日本史・絵画史料を読む
- タイトル読み
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カイガ シリョウ デ レキシ オ ヨム
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注記
シリーズ番号はカバーによる
ちくまプリマーブックスの同名書(筑摩書房, 2004)を底本とした。文庫化にあたり、底本の元本である『謎解き日本史・絵画史料を読む』(日本放送出版協会, 1999)から第三.四回分を補論として加えた
参考文献: p281-282
年表あり
内容説明・目次
内容説明
史料として読み解くことで、過去の絵画の見方が変わる。鬼は「他者」の象徴?旅人の必需品は?死後の世界のイメージは?教科書でおなじみの源頼朝像は実は別人だった?「吉備大臣入唐絵巻」「一遍聖絵」「洛中洛外図屏風」「熊野観心十界曼荼羅」などの有名な絵巻や屏風絵・掛幅も史料として読み解けば、まったく新しい世界が見えてくる。長年にわたり絵画史料論・歴史図像学の分野を構築してきた著者の成果を、わかりやすい語り口で示した書。補論として、中世の土地争いのあり様を荘園絵図から読み解いた二論文を増補。
目次
- 絵画史料とその読み方
- 鬼と外交—『吉備大臣入唐絵巻』1
- 末法の予言詩—『吉備大臣入唐絵巻』2
- 旅と信仰—『一遍聖絵』1
- 交通と軍事—『一遍聖絵』2
- 聖地を象徴する動物—『一遍聖絵』3
- 人と動物の関係史—『伊勢物語絵巻』・『慕帰絵詞』
- 肖像画と歴史—神護寺三像1
- “対”になる肖像画—神護寺三像2
- 坐法の文化—初期洛中洛外図屏風
- 行列と御所の櫓—林原美術館本洛中洛外図屏風
- 曼荼羅の宇宙—『熊野観心十界曼荼羅』(1)
- 盂蘭盆会と民衆の人生—『熊野観心十界曼荼羅』(2)
「BOOKデータベース」 より